久しぶりに。
こんばんは、もち太郎です。
久しぶりに、本当に久しぶりに小説を読みました。
それも、今まで読んできたミステリ小説ではなく、学校が舞台の青春小説です。
いやー、こんな爽やかな小説を読んだの、何年ぶりだろ。一度も読んだことないってことは流石にないだろうけど、前回読んだのが何年前で、なんて名前の小説だったか思い出せない。
読み進めるうちに爽やかな感覚になるの、昔体感したことがある。だから、絶対似たような話を読んだことがある筈なんだけどなあ。
それはさておき、今回読んだ本は、これです。
『サクラ咲く』辻村深月・著
そもそも何故この本を読むことになったかというと、先週まりえさんとデートした時、本屋でこの本を手にとったのがきっかけでした。
僕は乃木坂46はよく知らないのですが、白石麻衣ちゃんはまりえさんに雰囲気が似てるので好きでした。
その麻衣ちゃんが表紙を飾っていたので、思わず手にとって繁々と眺めていたのが全ての始まりです。
まりえさんも小説を買うと言うので、僕もその本を買うことにしました。
そして帰りの電車で読んでみると…
眩しいくらいに爽やかでした。
物語は表題作の『サクラ咲く』を中心に、全3話の短編集の体を成していました。
そのどれもが思春期を過ごす少年少女の心の機微を描き出し、かといって後味の悪さもなく、読後に晴れ晴れとした気分にさせてくれました。
ただ爽やかなだけでなく、そしてただの短編集でなく。
3つの物語は直接関わることはないものの、どれも微妙にリンクし合っています。
普通に流し読みしただけでは気づかないような然り気無さですが、登場人物のその後を読者に想像させる、上手い演出です。
読むことになったのは偶然だけど、読んで良かった。
明日もまりえさんとデートするので、彼女にもオススメしてみるつもりです。
では、またね~。